2016年1月16日土曜日

家は何年持てばいいですか?

こんにちは。

林 秀和です。

今日のテーマは、家は何年持てばいいか?

です。


例えば、30歳で家を建て、90歳まで生きたとして、60年です。

では、あなたの家は60年持つと思いますか?


昔の日本家屋は、100年持ってました。

また、神社やお寺は200年以上が当たり前。

ですから、家を建てて、あなたが死ぬまで住み続けることは可能なはずです。


ただし、そのためには、メンテナンスをし修繕していくことです。

100年住める家は、勿論骨組みなどがしっかりした造りです。

そして、メンテナンス、修繕をきっちりと行ってきたからこそ残っているのです。


家は、完成した時から劣化が始まります。

でも、自分の家を何時までも美しく、そして住まいの基本性能を維持し、快適に暮らしたい

はずです。

では、その為にどんなことが重要なのでしょう?

それをこれからお話しますね。


メンテナンスプログラム

住宅会社が組んでいるメンテナンスプログラムはそれぞれ違います。

ある会社では、3ヶ月、1年、2年、5年、10年、15年、20年目の合計7回無料点検。

その後30年、40年、50年、60年に有料点検を行います。

時期も有料か無料かも各社各様。

また、耐久性も違うので、住宅会社によってメンテナンスの考え方もさまざまです。

ですから、想定している補修や交換の内容もいろいろです。


住宅品質確保促進法(品確法)は、住宅の基礎などの構造と、雨漏りなどについては、

10年の瑕疵保証がついています。

しかし、定期点検などのアフターメンテナンスについての細かい規定はありません。


メンテナンスは、必要経費と考えてください。

現在の家は昔に比べると、基礎や床下の防湿工事がしっかりしているので、

柱や梁の太さが、昔と比べてやや細くても十分長持ちします。

給排水や給湯などの配管も昔と比べると長寿命のもが使われています。

適切なメンテナンス・修繕を行えば長寿命の家になるはずです。


結露や白蟻の被害がなければ、家は外部の仕上から傷みます。

その後に内部の構造部分が傷みます。

仕上部分が傷んだ時点でメンテナンスを行えば、内部の構造部分までは、傷みが進みません。

構造部分がしっかりしていれば、建替えることなく住み続けることができるのです。

屋根・壁などの外装材は、毎日風雨にさらされ、太陽に照りつけられ、私たちを守ってくれていま

す。

ですから、必要経費と思いメンテナンスはしっかりするようにしてくださいね。


ただ最近は設備部分のトラブルが原因で住宅の傷みが進行してしまうケースも少なくありません。

水漏れや結露があるとすぐ腐ってしまいます。

設備機器の寿命は10年から20年と言われています。

しかし、快適性を少しでも長く保つためには、設備機器も定期的なメンテナンスが必要です。


住宅メンテナンスは、人間でいえば健康診断。

業者任せにせず、自己管理を怠らないことです。

目に見える箇所は勿論のこと、見えない箇所も早めにチェック、そして修繕を行ってください。

そうすれば大事に至らず、結果としてローコストの修繕費につながることを忘れてはいけません。


住宅の傷みを確認しましょう(外装材編)

長く住んでいるといろいろな場所に不都合が出てくるものです。

リフォームの計画を立てるには、まず傷んでいる部分を把握しなくてはいけませんね。

傷み具合で、住宅会社が決めたメンテナンスプログラムを待つか、

今すぐ自分で修繕したほうが良いかも判断しましょう。

・屋根

屋根に上がるのはとても危険です。

下屋など、バルコニーや窓から眺められる範囲で判断しましょう。

屋根の防水性能の目安は約30年と言われていますが、屋根材はどうでしょうか?


●粘土系(瓦)

様々な色、形(和瓦から洋風瓦など)があります。

色合いの変化は生じても劣化を示すものではありません。

割れやヒビ、欠損があった場合は早急に修理する必要があります。

隙間から雨水が侵入し、下地が急速に劣化する恐れがあるからです。


●セメント系

上部の塗装が劣化しやすいので注意が必要です。

劣化すると白っぽ脱色してくるのでチェックしてください。

塗装が劣化するとセメント部分までもろくなるので、定期的に再塗装が必要です。

瓦より薄く、勾配が小さい場合も多いので、劣化が早くなるケースもあります。


●金属系

軽量で、地震に強く、水分を吸収しません。

機能とデザイン共に優れているものが多いです。

金属で代表的な「トタン(亜鉛メッキ鋼板)」は、基材・塗装面共同じ耐久性を持っています。

塗装が剥げた場合は再塗装をすることが必要です。

ほっておくと葺き替えになり費用がかかります。


「カラー鉄板」は耐久性が全てです。

塗装が剥げると急速に錆が進みますから、頻繁にチェックしてください。

塗装が傷んだら急速な再塗装のリフォームが必要です。



最近では、よく使われているのが「鋼板」は、亜鉛メッキ鋼板やカラー鉄板に比べ耐

久性は、比較的に長持ちします。

塗装が剥げた場合再塗装が必要です。


神社などに使われている「銅版」は、見た目は美しく豪華に見えますが

最近の酸性雨よる被害で評価が落ちてきました。

一般家庭では、ほとんど見なくなりました。


●外壁

外壁のチェックは、1階など安全な手の届く場所で確認しましょう。


「サイディング」

まず「窯業系サイディング」は、塗装部分の劣化でサイディングの寿命まで決まってしまいます。

塗装部分の耐久性は、早いもので10年から長くて20年程度。

劣化してくると表面に細かいヒビが入り水に弱い基材部分に雨水が侵入してしまいます。

ヒビを発見したら、早めに再塗装しましょう。


また、サイディングは、部材と部材をコーキングで処理しています。

このコーキング材も10年前後で痩せてくるのでチェックが必要です。

もし、痩せた場合コーキングの打ち直しが必要です。


「金属系サイディング」は、

基材は、ガルバリウム鋼板とアルミの合金がほとんどです。

屋根と同様、基材は錆びにくいので塗装が劣化した場合は、住まい手判断で、

リフォーム時期を判断下さい。

少し窯業系サイディングに比べて価格は、高いですが、

軽量で工事の点で施工は楽に行うことができます。

裏に断熱材を貼ってある場合、断熱材の劣化も問題になります。

断熱材は条件によって、劣化のスピードが違います。

断熱性能を考えるなら、張り替える必要があります。


「木質系サイディング」は、天然木に塗装したものです。

断熱性能に優れた機能を持っています。

きれいな木の色を保ちたい場合は、木材保護材を数年ごとに塗り直す必要があります。

破損や穴、腐食が見られた場合は、埋め木をしたり板の取替えなどの修繕が必要です。


●塗り壁・モルタル

ヒビを発見したら防水処理をしたり、再塗装を行う必要があります。

塗装面の劣化は、大抵の場合色あせの現象で、手で表面をなでると白い粉が手につきます。

簡単に判断できます。再塗装のリフォーム必要です。


●タイル張り

タイル自体の耐久性はかなり高いです。

しかし、下地の変形、下地の付着力が弱くなった場合に起こるタイルの割れがあります。

下地の変形の原因を修理せず張り替えるとまた割れが生じる可能性があります。

原因を良く調べ、対策した上で張り替えましょう。

タイルの下地の付着力は、タイルの表面を軽く叩いてみると、浮いている感じが分かります。

時々確認下さい。

タイルが脱落すると危険です。


屋根や外壁の点検ですが

雪の解ける頃、入梅の前、台風に備える夏と、毎年3回程度行いましょう。


さて、

”性能表示制度”という制度をご存知ですか?

住まいの劣化や不具合など、現況と性能を評価するものです。

国土交通大臣に登録を行った「登録住宅評価機関」評価により、価格設定することも可能です。


この性能評価制度は、義務ではなく任意の制度で有料ですが、新築住宅でも、

中古住宅でも利用できます。

適切な維持管理、修繕・リフォームにも役立つので、是非覚えておいてくださいね。


最後に、日頃の簡単に出来る住まいの手入れについてお話します。

ちょとしたことですが、お手入れもメンテナンス同様、するかしないかで、

住宅の寿命は、違ってきます。


・1~3ケ月

フローリングのワックス掛け

洗浄剤で排水口の掃除

ドアの蝶番への注油やネジのチェック

タイルの目地などの漂白剤清掃

良く触れる部分のビニルクロスの水拭き


・~半年

雨樋のチェック(破損やゆがみがないか)と掃除

エアコンフィルターの掃除

・~1年

排水枡の点検と掃除

網戸の洗浄



考えられるメリット

・住まいを美しく保つことができる

・耐久性を維持することができる

・早めに発見できることで、小さな範囲での修繕となり費用が抑えられる

・住まいの現状を正確に把握することで、修繕を計画的におこなえる

・・住まいを大切にする気持ちから愛着が深まる


あなたにとって住宅とは、大切な家族とともに生活をしていくための基盤となる場所。

沢山の思い出が生まれる大切な場所です。

いつまでも愛着ある住まいで、暮らしたいものです。

今日はここまで

次回は、老巧化が危険なのではありません。というテーマでお送りします。


では、また明日。


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株式会社タイヨーエコハウス 取締代表執行役 林 秀和

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